どんな結果でも受け入れなければ前には進めない

私が受け持っている3クラスのうち、1クラスの期末テストが返却された。
まだ全員の得点を把握したわけではないが、結果としては散々だった。
生徒から聞く限り、クラス平均点が、学校の平均点と同じか、それを若干下回るくらいだろう。


学校全体の平均点自体低かったらしく、担当の先生が追試を行う程。
これは願ってもないチャンスなので、テストの直しを徹底させた。


直しを見ていて気が付いたことが2つ。


1つ目は、思っていたよりも生徒が基礎的なところを理解していなかったこと。
計算問題が特に顕著で、速さの計算における単位変換や単純な仕事の計算など。
原因は、私が生徒の理解度を正確に把握していなかったことにある。
テストを行いはしたが、点数を出しただけで満足していたり、
その直しを細かくチェックしていなかった。


2つ目は、生徒が暗記に頼り概念を理解していないため、記述問題に対応できていなかったこと。
原因は、私が「記述問題はあまり出ないだろう」とたかをくくっており、
授業内で記述問題の解説を怠ったこと。
さらに、頭で理解させるべきなのか、暗記で乗り越えさえるのか、をこちらではっきりさせなかったこともいけなかった。


追試が終わり次第、2学期さらには都立入試に向けて授業を進めて行くが、今回の反省点を生かす工夫が必要だ。
今、具体的な対策として以下の2つを考えている。


1つ目の対策はノート作りの徹底。
計算問題を中心に、問題の解説に時間をかけると同時に、
ノートに解説用のスペースを作り、解説をしっかりとメモさせる。
そうすることで、分からない問題に出くわしたときに、ノートを見れば解けるという癖をつけさせる。


2つ目は記述問題も授業中に扱い、概念レベルで考えるきっかけを作ること。
また、口頭だけではなく、出来る範囲で実験や実習を通して自分で理解させる。


生徒たちも頑張っていただけに、
結果を出してあげられなかったことは、生徒との信頼関係に影響が出る。
今後、生徒との距離感に気をつけながら進めて行くが必要あるなー