PayPal HereとかEasyPayとかPassbookとか

Apple Store 渋谷店でWireless Keyboard買ってきたんだけど、
支払方法に関していろいろ思うところがあったので、
とりあえず書き出しておく。

ペイメント・マイスターとPayPal Hereの大きな違い

自分はクレジットカードで支払いを済ませたわけだが、
Apple Storeのクレジットカード決済は少し変わっている。

スタッフがカードリーダー付iPhoneを持っていて、その場でクレジットカード決済が完了してしまった。
だから、レジに行くこともなく、商品を手に取ったその場で決済が完了し、包装した商品を受け取って店を出た。
iPhoneがクレジットカード決済端末に|ECサイト構築のご依頼はサンクユーへ

自分はこれを見た瞬間に、
PayPal Hereは二番煎じか?」と思ったわけだが、
PayPal Hereがペイメント・マイスター*1と比べて優れている点は、初期コストだと思う。


(以下、個人的解釈につき間違っているかも)
ペイメント・マイスターの場合、
店舗のオーナーはカードリーダーのコストに加えて、
クレジットカード決済のトランザクションを処理するシステムに対するコストを支払わなければならず、初期コストという点において従来のキャッシュレジスターを導入する場合と大して変わらない。


対してPayPal Hereの場合は、
店舗のオーナーが支払う初期コストはカードリーダーにかかるコストだけだ。*2

EasyPayとPassbookはPayPal Hereを時代遅れにするのか?

Apple Storeにはもう1つ面白い決済方法がある。
その名も「EasyPay」


EasyPayについての細かい説明はこちらにあるので割愛するが、
どうも先週あたりから日本でも可能になった決済方法らしい。


また、WWDC2012で発表があった「Passbook」も気になるが、
記事を書くのが面倒になってきたので、今回はパス。


携帯電話からボタンと余分な機能を取り除いたように、
店舗側に決済システムを導入する必要性さえも取り除いてしまうつもりりらしい。
iTunes Storeで顧客のクレジットカードを掴んだAppleに死角はない。

現状では、
iPhone4/4Sユーザーよりもクレジットカードユーザーがの方が圧倒的に多いので、
EasyPayがPayPal Hereに取って変わることはないだろうけど、
それも時間の問題かもしれない。

*1:AppleStoreで使われているシステムがペイメント・マイスターだという確証はどこにもないが、あくまで比較対象としてあげさせてもらう。

*2:PayPalのアカウントを作成するわずかばかりの時間的なコストはかかるが、料金は無料だ。