稽古十五日目

躓いたら基本に立ち返る。
今日の稽古では、それを実感した。


ここ2週間くらい、
踏み込み時に、手と足を一緒に出すということがなかなか出来ずに悩んでいた。


今日の稽古後、
久し振りに石原先生に素振りを見ていただいたわけだが、
先生の第一声が「足を出すのが早い」だった。


まず、その場で振り上げる。
その後で、振り下ろしと右足を一緒に出す。


一番最初に練習した三拍子の素振りを思い出してみると、
たしかに一拍子目はその場で振り上げだ。

慣れてくると、三挙動すべてを一拍子で行うために、
完全に忘れており、最初に右足が前に出てしまっていた。


あー、こんな単純なことだったのか。
しかし、右足を最初に出す癖がついてしまっていたので、
上記のことを意識して、
正面打ち素振りを150本くらいやったら、
ようやく体が覚えてきた。


振り上げてからであれば、
振り下ろしと同じタイミングで右足を出すのは難しくはない。


躓いたときは基本に立ち返る。
当たり前だけど、大切なことを思い出すことが出来た稽古だった。


それと、石原先生からは
「振り下ろすときの腕の高さをもう少しあげろ」というご指摘を頂いた。


自分でも少し低いとは思っていたけれど、
おそらく先生は自分の身長の低さを考慮した上で仰られた一言だったのだと思う。


どんな練習に対しても、
常に目的を持ち、常に試合を意識しなければいけない。