大人になったと実感するときは？ - なんというていたらく

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私が最近「大人になった」と感じた瞬間は，
周りに叱ってくれる人がいないことに気付いた瞬間です．
叱られるようなことをしても，叱ってくれる人がいない．
何も言ってもらえないのです．

叱ってもらったほうがいいに決まっています．
叱られず，甘やかされていては，成長することはできません．
なぜなら，相手にも，そして自分にも厳しくなれないからです．

自分に厳しくなれない人間は成長できない．

自分に厳しくなれない人間に，相手を叱ることはできないでしょう．
叱ることができない人間が，叱ることができない人間を育ててしまう．
そう，負の連鎖ですね．
自分に厳しくなれない人が１人，そのまま大人になるとそこから負の連鎖が始まる．

私はどちらかと言えば，
昔から人懐っこい性格で，甘やかされて育った人間です．
（これを言い訳にするあたり，かなり弱い人間ですね（苦笑））

そんな私がアルバイトで塾の講師をやっているのですが，
なかなか生徒を叱ることができません．

生徒が自分みたいな人間にならないように，叱るときはきちんと叱らなければいけない．
そのためにはまず，自分に厳しくならなければいけない．

しかし，甘い蜜を吸い続けた蝶は飛ぼうとしたときに気付くのです．
重くなった身体のせいで空が飛べなくなっていることに．

これじゃあ芋虫と変わりませんね．

間違ったことや悪いことをしたときに，
叱ってくれる存在は，とても大切だということを痛感しています．

まずは，この肥えた体に鞭を打つところから始めないといけないな．