第9地区

第9地区 [DVD]

第9地区 [DVD]

下書きに埋もれていたので掘り返して置く。

研究室の先輩からレコメンドされたので観た。
これを観た後に数人の方からコメントをもらって考え直したことを書いておく。

入力に対して何を出力するかで、その人がどういうフィルターを持っているかがわかる。

https://twitter.com/muranoki3/status/25297533316:twitter:detail:left

https://twitter.com/yorozu_inu/status/25297794420:twitter:detail:right

https://twitter.com/muranoki3/status/25298953239:twitter:detail:left


同じ映画を観て、全く逆の感想を抱いている。
自分は表面的なところだけにフィルターをかけてしまって、
表面的なところ以外から得られることに目を向けなかった。


対して@は表面的なところだけで評価するのではなく、
「問題提起をしてみんなに考えさせる」というところを評価をしている。

https://twitter.com/yorozu_inu/status/25298066960:twitter:detail:right


考えるのって面倒なんだよね。
時間がかかるし、疲れるし、その割に答えが出なかったり。
でも、そうやって面倒くさがって考えることを放棄していると、
どんどん編み目が細かいフィルターが作られていき、
見た目とか直感だけで判断する人間になってしまう。


自分のアタマで考えよう

自分のアタマで考えよう

この本にもそういうことが書いてあった気がする(忘れてる!)。


思い込みもその典型。
この映画を見終わった後に「アメリカ人ってなんでこういうの好きなの?」とか勝手に思ってたんだけど、
後になって調べてみたら、監督はヨハネスブルグ(南アフリカ)の生まれだった!
勝手にアメリカ人だと思い込んで、気持ち悪いで一掃していたなんて...


しっかり考えて自分自身のフィルターを作らないと。

実体を守ろうとする脳みそ

ちなみに、
人が“表面的に”汚いものや醜いものをを見たがらないのは、
生理的に受け付けないというのもあると思うけれど、
頭の中に結びつけられている実体を、侵されたくないのではないだろうか?


例えば、
「エビ」という言葉を聞けば誰だって
http://www.northbussan.co.jp/img/sashimi/x-sashimi/bitanebi_2.jpg
こういうのをイメージすると思うんだけど、

この映画を観た後(または直後)ではどうしたって、
http://www.binx2.com/blog/bw_uploads/20100413-2.jpg
こいつと結びついてしまう。


記憶の上書きとでも言うべきか、脳みそがそういうのを反射的に防ごうとしているのかなー