相手の竹刀を落とす

竹刀を落としたら反則1回

剣道では自分の竹刀を落とすと反則になり、
反則二回で相手に一本を与えることになる。
これは「剣道試合審判規則」に記載されている。

[諸禁止行為]
第17条
試合者が、次の各号の行為をすること。
1.定められた以外の用具(不正用具)を使用する。
2.相手に足を掛けまたは払う。
3.相手を不当に場外に出す。
4.試合中に場外に出る。
5.自己の竹刀を落とす。
6.不当な中止要請をする。
7.その他、この規則に反する行為をする。

引用:全日本剣道連盟|剣道について

反則を狙って相手の竹刀を故意に落とす

それでは相手の竹刀を故意に落とした場合はどうなるのか?


疑問に思ったので少し調べて見たが、これについては特に記載されていないようだ。
相手の武器を奪うことは、
相手を負傷させることなく相手の攻撃意思を奪う方法の1つであることに間違いはない。
よって、故意に相手の竹刀を落すことは反則ではないのだろう。


まぁ、相当の熟練者でない限り、
試合中にそんなことをしようものなら、逆に相手に隙を与えるだけだと思うが。


しかし、相手に隙を与えず、相手の竹刀を落とす方法はいくらかあるようだ。
以下に参考動画を貼っておく。

奥山京助範士の「巻き上げ」

これはもう“技”として完成しているな。

高倉選手の「叩き落とし」

平成23年青森インターハイ男子個人決勝。
3分25秒あたりからご覧あれ。
高倉選手(水戸葵陵)が相手選手の甘い残心を見抜き、
相手の竹刀をはたき落としている。


こういうことも頭に入れて稽古しないといけないな。